ポルトガル旅行2日目(3)

ポルトガル旅行2日目(3)

ポルト, Porto

ポルトはリスボンに次ぐポルトガル第2の都市。
古代ローマ時代,Caleと呼ばれていた。
ドウロ川河口の港Portusであったことから,ポルタス・カーレ,Portus Caleと称された。これがポルトガルの由来と言う。
"ポルト"は"港"を意味するので,特に町を特定して区別する場合は
冠詞をつけて"オポルト,Oporto"と言う。

ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区

ドン・ルイス1世橋を渡って,ドウロ川を挟んで旧市街の対岸です。
←ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区から見たドン・ルイス1世橋。
車は下の橋を通り,上の橋は電車と歩道。
ポートワインの積出港として有名なポルトですが,浮かんでいる
何艘もの船は昔の風物詩で,現在は輸送には使われていません。
対岸の旧市街はポルト歴史地区として1996年に世界遺産に登録。

ポルトワインはポルト港から出荷される特産の甘味果実酒。発酵途中にブランデーを加えて酵母の働きを止めるのが特徴。アルコール度数が20度前後と高く,保存性が優れている。14世紀中頃からポルトガル北部で生産が始まり,18世紀にはポルト港からイングランドに大量に輸出された。
ポルトガル語のポルト(Porto)は,英語のポート(Port)と同意で,イングランドではポートワインと呼ばれ有名になった。ベースとなるワインはあちらこちらで作られているが,最終的に熟成する地域が指定されていて,そこで最低3年間,樽の中で熟成されたものだけが,ポートもしくはポルトと呼ぶことができる。赤と白があり,赤は輝くルビー色で「ポルトガルの宝石」と称される。