メキシコ旅行5日目(3)

メキシコ旅行5日目(3)

テオティトラン・デ・バジェ

テオティトゥラン・デル・バジェ(Teotitlan del Valle)村のタペテ(Tapete)。
糸を紡ぐところから織り上げるまで全て手作業で行われる毛織物。

モンテ・アルバン遺跡

古代サポテカ(Zapotec)族が,標高1500メートルのオアハカ盆地にある
400mの山の頂上を平らにして築いた都市。1987年に世界遺産に登録。

サポテカ族はマヤより前の紀元前500年頃から紀元800年頃まで繁栄。紀元後300年から750年頃が最盛期。今も人口は最大。

北の基壇に登ると遺跡の南側が見渡せます。写真右は北の基壇にある沈んだ中庭"Patio Hundido"。
遺跡は「天文台」を除いて,四方の壁が東西南北を向いています。


踊る人"Danzante"の石像。踊っているように見えますが,サポテカ族に生贄にされた捕虜で,裸にされ去勢されているとか。


南の基壇からの景観。手前に天文台と言われる建造物。鏃の形をして先端(左)が南西向き。	遺跡は盆地の底面から400mの高さ。
高度1900mの「天空の都」で,雄大さではマチュピチュ以上ですが,広大すぎて山頂というイメージが実感できません。建造物も地味です。


天文台の壁面に逆さまに描かれた対戦国の長	広場北東角にある大きな球戯場	52年ごとに作り直されたといわれる祭壇

850年頃,サポテカ人はミトラなどに新たな都市を築き,モンテ・アルバンは放棄されます。
その後にこの地に来たミステカ人は埋葬地として利用しました。170の墳墓が発掘されています。


雨季にカサワラの白い花が咲くことからモンテ･アルバン(白い山)と名づけられました。		1932年,この遺跡を発掘したアルフォンソ・カソ